2013年09月28日

東京ゲームショウ2013 Mad Catz Unveiled
SSF4AE親善試合 梅原大吾(リュウ) vs. Infiltration(豪鬼)の動画から

■Mad Catz Unveiled at 東京ゲームショウ2013
 SSF4AE親善試合 梅原大吾(リュウ) vs. Infiltration(豪鬼)戦■


 2013年9月20日、東京は幕張メッセで開催されたゲームの見本市「東京ゲームショウ2013」。
 その会場で行われたイベントMad Catz Unveiledエキシビションマッチの動画からコメントを翻訳しています。梅原大吾/Infiltration両選手による10本先取戦です。

 このイベントは日本語と英語、二種類の配信枠を設けていたため、同じ試合の二つの動画からそれぞれ採り上げています。一つ目の動画にはアール/ときど両氏による日本語の実況、二つ目の動画にはZhi/Mike Ross両氏による英語の実況が付いています。
 末尾にこのイベントの概要がまとめられたBeast Note記事を、同時に行われた他のプレイヤーの試合動画と併せて、また試合後インタビューとAlex Valle氏による短評を紹介するEventHubs記事からも訳しています。
 動画の数が多いため、パソコンの動作が重くなるかもしれません。ご注意ください。(以下敬称略)



■TGS2013 SSF4AE/10本先取戦 梅原大吾(リュウ) vs. Infiltration(豪鬼)/日本語実況

TGS 2013 FT10 - Daigo Umehara (Ryu) vs. Infiltration (Akuma) - *Tokido & R commentary
公開日: 2013/09/20


●一言で言えば:
 ビーストが目覚めた時は、とにかく逃げろ。

●Xianに10-0、Infiltrationに10-2、王が玉座を取り戻した。(+46/-14)

 ●↑そもそも手放した覚えはない。(+22)

 ●↑いきなり結果バラしてんじゃねえぞ、このヤロー。

●もし今年のEVOが10月開催だったなら、大吾が優勝を果たしただろうな。

●これは彼の漫画にとびきりのネタを提供したね。(+40)

 ●↑大吾って漫画になる予定なのか?

  ●↑うん、彼の漫画が今ちょうど発売中。オンラインで公開されている話が一編だけ試し読みできるよ、J.Wong戦のブロッキングと彼がアーケードに通い始めた初期の話。
 (訳者注:13年9月に発売された漫画『ウメハラ -To live is to game-』のこと)

●見よ、もしリュウがウルコンに何がしかの強化を受けたなら、すぐさま彼がEVOの優勝候補筆頭に戻ることになる。キャラクターをビースト化させるのにvortexは必要ない。

●UMEHARAAAAAAAAAAAAA

●今回ばかりは、大吾を史上最高のプレイヤーと口にするのに何の障害もないはず。

●素晴らしい試合。
 大吾のプレイは鮮やかだった。

●グランドマスター(ダイゴ)が
 もう一人のグランドマスター(ときど)による修行を受けたとき
 スーパー・ドゥーパー・ウルトラ・ゴッドライク・グランドマスター(ダイきど)の降誕!(+5)

 ●↑いわゆるひとつの「フュージョン」ってやっちゃな。
 (訳者注:フュージョン/特定の手順を踏むことで二人の人間が融合する『ドラゴンボール』の技)

●私の人間への信頼が取り戻された。(+16)

●なんでInfiltrationは、いくつかの場面で大足締めを使わなかったのかな?

 ●↑あれはキャラクター限定で機能する。
 リュウはその内に含まれない。

 ●↑bnbの弱竜巻の後にってこと? あれは特定のキャラには繋がらないんだ(リュウもその一人)。

●この親善試合で大吾が主導権を握った主な要因に、大吾が豪鬼の起き攻めをブロックするやり方を把握していたという点が挙げられる。Infiltrationのゲームプランは、過去の対戦で大吾が起き攻めに対して問題を抱えていたことを踏まえたものになっていたはずで、その彼が一転、徹底してそれをブロックし続けたことにInfiltrationは面食らったんじゃないだろうか。大吾はその点で優位に立った。思うに、Infiltrationは他に何をするべきかを見出しあぐねていた――立ち回り、反応、地上戦、その全てでThe Beastが上回った。この勝利は大吾が掴むべくして掴んだものだった。

●EVOは試合数をもっと増やす必要がある。たった3試合でどちらがより上手くSFをプレイしたかが決まってしまうのは、大会として雑過ぎる。全員にチャンスがある。

●これを真に受ける人間がいるのか? 大吾がしたのと同じように、Infiltrationがこの一戦に本当に全力を注ぎ込んだと? 彼はこの試合に勝ちたくなかったんじゃないかって気が俺はしてる。もちろん勘違いかもしれないが。

●うおー、大吾! このゲームを窮めてしまったかのよう。彼が話していた切り札とは、対空昇竜を使う前に屈小K使うことだったんじゃないかな、と言うのも、あれは自動修正“auto correct”をもたらすから。間違ってるかもだけど。

●麗しき一日の始まり、俺一押しのSFプレイヤーがInfiltrationを圧倒した。大吾の非常に素晴らしいゲームプレイ。

●豪鬼はみんなが言うほどには強すぎる“OP”キャラじゃない。

 ●↑彼はOPなんじゃなくて、攻勢を途切れさせないためのツールに関しては最高のものが揃ってるってことなんだ……、でもこの二人のように極めて高いレベルの戦いになると、そのキャラがOPかどうかはさほど問題じゃなくて、あらゆるミスが致命傷に直結しうる。

●η|思い返してみると、Infiltrationの百鬼襲“demon flip”を一発も見なかった。俺は大吾が大好きだ(そんで彼が豪鬼を叩き潰すところを見られて嬉しい)けど、Infiltrationはもしかしたら自ら不利な条件を課してプレイしたんじゃないかと考えてる人はいないか? 言い換えれば、百鬼襲を使わずして大吾に勝てるもんだろうか? あの技がいずれ弱化調整か何かを受けるはずだと判断してのことなのか、ちょっとよく分からないけど。いつもとは違う感じに見えた。
 あるいは、大吾側に、あれに安定して反撃できる方法があるということか? 大吾との大会での試合では、しょっちゅう百鬼襲を使っていた。んでもまあ、ともかくすごい試合だったし、親善試合だろうが何だろうが、大吾が勝つところが見られて嬉しい!!!

 ●↑百鬼なら何べんも使っとるがな。

  ●η↑俺は見なかったんだよ。そのとき丁度俺はサンドウィッチを作っていたに違いない。何の疑問も持たずに書いてしまったけど、俺のコメントが大げさ過ぎたみたいだ……。

 ●↑大吾がしっかりとした地上戦を展開したから、Infiltrationはあまりノックダウンを取れなかった。だから起き攻めからの攻めを開始することができなかった。

  ●η↑確かにそうだった。彼が今後もこんな風にプレイすることができたなら、Infilは大吾/リュウとの組み合わせが来た時に、今までのように優勢を保つことは出来ないだろうな。

 ●η↑わかった、ちょっと釈明させてもらえないか。俺が言いたかったのは、百鬼で相手を跳び越す時の百鬼投げ“demon flip throw”のことだったんだ。正しい用語を理解してなくて、「百鬼襲」‘demon flip’というのは豪鬼が相手に向かって跳び上がって、空中から相手を投げる“flip”技を指すものだと思い込んでいた。俺が「全然見なかった」と書いたのは、これについて触れたかった。Infiltrationは普段、あの投げをよく使ってる。
 (訳者注:百鬼豪砕/斜めに跳びあがる「百鬼襲」から、相手の頭を掴んで前方に投げ飛ばす派生技。通称「百鬼投げ」)

●大吾がときどに対してあれら馬鹿げた昇竜拳を出していなければ、彼がEVOチャンプになっていただろうに。(参考動画:EVO2013 梅原大吾(リュウ) vs. ときど(豪鬼)戦

●きっとどこかでLaughが満面の笑み“huge smile”を浮かべてる。(+25)

 ●↑PR Rogも :)

 ●↑またうまいことを<3 XDDDDDDD

 ●↑InfiltrationとLaughの間に何かあったの?

  ●↑聞いた話では、仲が悪くなってしまったそうだ。
 (訳者注:Laugh≫ラフ/韓国の強豪リュウ使い。両選手の不仲説のようなものがいくつか書き込まれていましたが、子細については噂話の域を出ていないようなのでほとんどを省略しています。元コメントは“Laugh”と“smile”を引っ掛けたもの)

●面白いのは、大吾が落とした試合は、彼の入力ミスに起因するものだったことだ。ミスに関しては、Infiltrationよりもむしろ大吾が犯したものの方が負けに直結してる。スパコンミスが一つ、ウルコンミスが一つ、どちらもInfiltrationに止めを刺すはずのものだった。類まれな試合の数々。大吾・The King・梅原。

●Infiltrationは起き攻めを仕掛けるのに及び腰になっていた、と言うのも、彼は大吾をあまりに敬し過ぎた。

 ●↑プラス、大吾からあまりノックダウンを奪うことが出来なかったから、起き攻めから展開する攻撃を始める機会にも多くは恵まれなかった、というのもある。

  ●↑百鬼投げが一つもなかった、ただの一つも! いかにも、遠慮しすぎた。でもあれは実際有効な技で、大吾は百鬼投げが来ると何度も考えていたし、与えるダメージもでかい。

●InfiltrationにはLaughが必要だ。けんか別れして以来、彼はうまくいかなくなってしまった。

●うむ、これで大吾のファンボーイ達が自害するのはしばらく食い止められた。

●大吾はほんと大したもんだよ……。最高の戦略、反射神経、そしてなによりも、リュウを完全に自分のものにしてる……。彼はどこからともなくその力を引き出すことができる……。
 ほんとにEVOよりも優れた10本先取戦だった……。

●誰しも負けるためにプレイしているわけじゃないけど、たとえそうだとしても、悪くなかった。

●よくやった、大吾。

●これは今までプレイされたSF4の中でも、最もハイレベルな試合だ。
 いやはや、彼らはSF4の神だよ。

●10:29- O_O

●誰か、カプコンが豪鬼のウルコンの後に背後に浮かぶ文字を変更した理由を知らないか? SF4から変わってるように見える。

●こうやって大吾には、このゲームのやり方を俺たちに示し続けてほしい。まさしく史上最高のプレイヤー!!!

●ヘッ、こんなのがプロプレイヤーだと思われてんのか、大吾は波動を撃ちまくってるだけ(笑)、俺はPSNで彼を倒せるぞ。

 ●↑???????????

 ●↑地上戦や間合い管理/波動による押しなどが見えていないのなら……、そうだな、君はSFのなんたるかを理解していない。

 ●↑釣りにしても、もーちっとどうにかならんかったか。=[

●両選手共に驚くほどのプレイだった。ここでの大吾のプレイには、本当に目を瞠るものがあった。彼は実にしっかりとした準備をしてきた。ここから分かることがあるとすれば、Street Fighterというゲームは、2戦や3戦ほどの短期戦に勝つことが、必ずしもより良いプレイヤーであることを意味しない舞台だということだ。より良いプレイヤーとは、対戦相手を研究し、その弱点を利用することによって打ち勝つ人間。この試合は消耗戦だった。大吾はほんの少しだけ手の内を見せ、活かせるものはほぼ全て活かすことによって、Infiltrationを疲弊させた。(+2)

●サンキュー、ときど!!!

●これがボクシング興行だったとして、皆なら何と銘打つ? 俺ならこう、「ATTACK ON DEMON」。

●大吾は今年の初め頃からどんどん強くなってる……、でもInfiltrationはまたすぐ彼のことを解明してくるはず!!!

 ●↑今は九月だ、「初め頃」とは言わない。あと、大吾は彼を解明するのにしばらく時間を要した、同じことがInfiltrationにも当てはまる。

●大吾の2敗が、Infiltrationが上手く戦ったからではなく、コンボミスによるものだったってところに笑った。(+4)

●神懸かってる……。これ以上他に言うことははない……。(+3)

●ι|今回の試合と、25周年記念大会やEVOとの「大きな」違いのひとつは……対面方式だったこと。Infiltrationは大吾の行う入力を耳で聞いたり、目の端に捉えたりして察知することができなかった。彼は画面上で起きていることに集中するしかなかった(個人的には、このやり方が最良だと思う)。(+30)

 ●↑それはあまり関係ないと思うぞ。大吾はEVO以降、豪鬼戦の戦い方を相当に仕上げてきてた。

 ●κ↑俺も同意見。EVOの8強は対席式でやるべきだと思う。

  ●ι↑残念ながら、米国の古参プレイヤー達は否定的なんだ。彼らは隣席式の方が良いと考えてる、理由は「生身の相手」の要素。筐体の側面を手で叩いてフェイントをかけたり、使えないボタンを打って相手を引っ掛ける――、入力を聴き取ること、手元を見ることさえ、彼らにとっては対面方式よりも「上等な」“superior”やり方だと見なされてる。

   ●↑彼らがそれを「上等な」ものと見なすのは、単に彼らがそれをやる当事者だからだと思うよ。実際その手の行為に頼るプレイヤー達は、結局のところ、真っ向勝負では勝てないと自分から認めてるようなもんだ。だまくらかしをなるべく排除して、より堅実にプレイする状況を生み出すことが、ひいてはこうしたプレイヤーのゲームプレイそのものを向上させることに繋がるはずだと思う。

    ●κ↑うん、そうだな、それについては俺も常々疑問視してた。純粋な技術と技術のぶつかり合いの場にすることで、大会の質は進歩するはずだと思うし、こういう昔ながらのアーケード精神は、確かに野試合や賭け試合にはもってこいだが、こと大会に関して言えば、ふさわしいとは思わない。
 (訳者注:対席式/隣席式についてはSF25th大会のコメントを訳した際も意見が交わされていました。関連記事|SF25th本戦 SSF4AE部門勝者枠決勝 梅原大吾(リュウ) vs. Infiltration(豪鬼)戦 梅原大吾インタビューの動画から。当時は“dead botton”の意味が分かりませんでしたが、やはり「操作に関係のないボタン」のことのようです)

●Bane: You fight like a younger man with nothing held back, admirable but mistaken.
 ベイン:「貴様の戦い方は抑えの利かない若者のようだな。立派だよ、だが誤りだ」
 (訳者注:Baneベイン/『バットマン』に登場する悪役の一人。コメントは映画『ダークナイト ライジング』の台詞の引用)

●これでまたInfiltrationのことが好きになった、彼はもう負かすことの出来ない悪者ではなくなった。

●大吾。うおぉ……。
 Capcom Cupの予選で再度手合わせすることになったら、えらいことになりそうだ!

●これはInfiltrationが終始コンボを落としていたという風には見えず、むしろ何度も投げを狙っていったところに、それを見抜いていた大吾によって、まずい間合いで足払いを見舞われた、という感じだ。

●二年の時を経て、野獣“the Beast”がついに冬眠から目覚めたらしい。

●大吾、波に乗ってるなあ、でもEVOの舞台で彼を倒すまでは、彼のデモン討伐は道半ば。

●21:00(笑)

●あのサムネイル!

●大吾頼む、もう一度EVOで勝ってくれ、俺たちは皆、君がBEST/BEASTだってことを知ってるから。

●うわ、ひどい豪鬼。プレイの仕方を勉強してきな。(否定評多数)

 ●↑……これはどうやらペーペーの格ゲーマーのようですね……。

 ●↑笑かすなぁ、お前(笑)

●これはInfiltrationの双子の兄弟に違いない(笑)

●今度はInfiltrationのファン達が、リュウは上位キャラで豪鬼は下位キャラだ、とか言い出しそう。そんなわけあるかー! リュウを上位キャラに仕立てることができるのは大吾一人だけだ、なぜなら彼は天才“gifted”だから。この試合の中で、大吾は跳びを落とす昇竜拳を一発たりともミスらなかった! だからこそ、Infiltrationは起き攻めに行くのに躊躇した。

 ●↑いくつかのインタビューや彼の過去の生い立ちを見て、大吾は本当は天才なんかじゃないと俺は思い至ったよ。むしろ彼は、「ものすごい」努力家。今回もプレイヤーを徹底的に研究して、Xianと戦ったときと同じだ。ただ、彼は豪鬼のことを概ね弱キャラだと思うと発言していたし、これは全て組み合わせ知識の結果かもしれない、彼らはときどの助力を受けたとも言及してたからね。

  ●↑俺は彼を天才だと思う……。彼はそのタイトルのほとんどを年若くして獲得した……、そして今なお猛練習をして……、だからこそ彼は天才からビーストになった。

●こういう大吾が俺は見たかった。

●おいおい、Infiltrationの獲った2試合は余裕で大吾が獲れたはずじゃないか、特に二つ目。彼は瞬獄殺を察知したのに止めを刺しに行かず、咄嗟にヘンな空中竜巻を出した。(訳者注:20:36-の場面)

 ●↑通常バックジャンプは瞬獄殺に捕まる「可能性があった」、だから彼はそのリスクを避けた。けどうん、俺もそう思う。

●15:16
 大吾はなんでミスったんだろうか?
 あのセットを献上してしまった。

●“I will open the never-opened door.” - Daigo Umehara (+27)
 「開いたことのない扉を開ける」 - 梅原大吾

●サムアップ。EVO2013の後、大吾は独りごちる「くそッ! またしても豪鬼が俺のEVO優勝の行く手を阻むのか……、何かを変えなくては……。奴には全てが揃ってる……、体力とスタン値を除いて……、こうなれば東京を出てsakoと共に山篭りをしなければ……、全てを置き去りにして」
 *滝の下に座すこと三日* 彼は幻を見た……、リュウの魂が彼に語りかけ、こう諭したのだ――「大吾よ……、私の手札が欠けていることが問題なのではない……、お前は内なる己に負けたのだ……」。そしてこの日が来た……。(+9)

 ●↑本書け、あんちゃん。

●大吾にはいつも驚かされる。

●ビースト解放。

●今後は、みんながEVOで優勝することにおっかなびっくりになるな、それを達成すると、いずれ大吾にボコられてしまいそうだから。(+33)

●うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!(笑)

●大吾はInfiltrationの場当たり的な足払いにしっかり確定反撃を入れていて、これこそ誰もが見たがっていた適応の一つだ。彼らの交わした他の対戦で、毎回大吾はあれを自由にやらせてしまっていた。

●この結果をあまり大げさに捉え過ぎないこと。これは大会ではなくあくまで「エキシビション」マッチ、つまりただの「ショウ」だよ。(否定評多数)

 ●↑そういうことを言うのは、十中八九、ネット上で他人の注意を引きたいだけの人間だろうな、ハハ。これは10本先取の試合で盛り上がりを見せたし、フレンドリィマッチとは違う。
 (訳者注:当ブログでは“exhibition match”を便宜的に「親善試合」と訳していますが、厳密には「展覧試合」「模範試合」の方が正確です。「親善試合」は英語〔特に英国〕では“friendly match”です。米国/英国の“exhibition match”と“friendly match”の意味や用法の違いについてはこちらのブログで詳しく考察されています)

●これが人類の力!

●たとえこれが親善試合で、Infiltrationは全力を尽くさなかったと言う人がいるとしても。そういう人達は、大会か否かに関わらず負けたいと思う人間などいないという事実に明らかに考えが及んでいない。相手がThe Beast・梅原大吾となればなおのことだ。だから、大吾が史上最高のStreet Fighterプレイヤーであることを率直に受け入れてほしい。(+5)

●Infiltrationならこれよりもっとずっと上手くやれるはずだろうに。

 ●↑確かにやれる……、彼が試合を掌握し、ペースを握ることができたときは。ここではそれができなかった、大吾がそうさせなかったためだ。
 冗談抜きに、ここでのInfiltrationのプレイが良くないものだったとすれば、その原因は間違いなく大吾にある。(+5)

●Infiltrationが跳びをためらうところを見るなんて奇妙な感じだ、彼は大吾からの波動拳/昇竜拳の二者択一を恐れていたから。

●2014のアップデートでEVOの結果が変わるかもしれない。大吾はInfiltrationをダウンロードした。

●豪鬼は弱キャラ

 ●↑体力値とスタン値の脆さにおいてはその通り。しかーし、彼に行える起き攻めのツールは超・神ランクの強さ!

●Infiltrationはハカンにキャラ替えせなあかん。

●うおおおおおおし、大吾の素晴らしい戦いぶり!!
 これを雪辱と呼ばずしてなんとする。

●彼らが等しく優秀であることのさらなる証。この二人の化け物の対戦は、どっちに転んでもおかしくない。(+3)

●比類なきゲームプレイとスポーツマンシップ

●Infiltrationが大吾のメジャー大会優勝のギネス世界記録を破れば、そのとき俺は彼が大吾よりも良いプレイヤーだと確信する。(+3)

●8:32にグッと来た奴は他にいないのか?(+2)

●大吾は対Infiltrationの戦い方を変えた。注意深く見れば、すぐにわかる。

●Infの状態がベストじゃなかったと言ってる人たちは正しいよ。彼は折れた、どの時点でかは定かじゃないけど、確かに折れていた。彼は大吾と戦い、あるいは大吾を見て、不安だったと言っていた。そして何よりも、ものすごい重圧がかかってたはずだ。世間の注目に晒されながら、誰が最高のプレイヤーかを決める試合だった。大吾にとっては、彼の立場を確認し、辿ってきた過程が間違ってなかったかを試験することが全てだった。俺はやっぱり大吾のほうが良いプレイヤーだと思うけど、今回のInfは本調子じゃなかったと思う。(否定評多数)

 ●↑大吾の顔を見てると、あの男が「重圧」のなんたるかをわかってんのかどうか、わっかんねえって感じだけども(笑)。試合が終わった時、それから皆が拍手をする時、「ふいー、勝ったぜー」みたいなのを全然表に出さないしニコリともしない、プラグを抜くのに忙しくて、何事もなかったかのよう。 -_-

  ●↑勝った後は、立ち上がって側転の一つも決めてほしいって?(笑)

●Infiltrationは再度仕切り直して応える時が来たと思う、と言うのは、この二人の間を行きつ戻りつする結果の変遷は、明らかにそれぞれの探求の産物だから。大吾は今回、SF25th大会の時とは全く違うプレイをした。彼の波動による立ち回りは大きく改善されていて、これまで見せたことのないセットアップを使い、Infiltrationはそれに捕まり続けた(前ステ、前ステ、めくり竜巻、昔ながらの空中トリックを3回)。さらに強Kを使ったガード不能のセットアップ。Infiltrationはちょっとショックを受けたはずだと思うし、願わくは近いうちに彼らの対戦をもう一度見たい。

●Infiltrationは即席瞬獄殺ボタンか何かを持ってるに違いないと思うほど。どうすればあんなに高速であれを出せるんだよ o_O

 ●↑瞬獄殺は他の行動の合間に、または起き上がりに重ねて入力できる。反応ではなく、読み。彼は跳び込みが来ると予測したから、起き上がり時に瞬獄殺を溜めたんだ。あと、全てのボタンを逐次入力する代わりに「ずらし目押し」を使うこともできる。小キックと共に小パンチ2つを仕込んでおくことですぐに発動できるから、つまりその場合3入力コンボってことになる。

 ●↑練習あるのみだ、友よ。俺も素早く瞬獄殺出せるようになったしな。

●これで通算は、大吾 1-3 Infiltration?

 ●↑大吾対Infiltration通算成績:
 NCR#9勝者枠:大吾 2 - 0 Infiltration/NCR#9決勝:大吾 3 - 1 Infiltration/Korea Cup 2012:大吾 2 - 1 Infiltration/EVO2012勝者枠:大吾 0 - 2 Infiltration/SF25th記念勝者枠決勝:大吾 3 - 0 Infiltration/SF25th記念最終決勝:大吾 0 - 6 Infiltration/EVO2013敗者枠:大吾 1 - 3 Infiltration = TGS以前の通算:大吾 11 - 13 Infiltration
 TGS2013 10本先取戦:大吾 10 - 2 Infiltration = 現在:大吾 21 - 15 Infiltration (+46)

●大吾は機械。彼に意思決定を曇らせる人間的感情は存在しない。とは言え、彼はあまりに統制が効き過ぎていて、大吾がInfiltrationに向かってこう問いかける画が目に浮かぶ:「まだ人間を脱しきれていないのかね、うん?」(+10)

●オートコレクト昇竜! 強し!

●大吾が再び勝つところを見られてよかった、でもUltra SF4で新たな変更が加えられると、また課題が生まれるかもしれない。

●確かな説得力のある勝利、今の彼は以前より遥かに攻撃的“more offensive”になった。Infilに対して萎縮していた過去の試合とは似ても似つかない。
 しかし……大吾よ、なぜ君はEVO2013で優勝を掴めなかったんだ?

 ●↑実際は、そうすべき場合にはより守備的“more defensive”にプレイしたことでXianを破った。Xian自身がそう発言している。Gamespotの10本先取戦に関するインタビューを探してみるといい。
 (参考記事:Street Fighter legend Daigo dominates EVO 2013 champion at PAX

 ●↑そりゃあ、豪鬼との組み合わせをここまで突き詰めて研究してはいなかったからだろう。

●真の大吾の帰還


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■TGS2013 SSF4AE/10本先取戦 梅原大吾(リュウ) vs. Infiltration(豪鬼)/英語実況

TGS - MCZ|Daigo vs. Infiltration ft10
公開日: 2013/09/20


●伝説に残るセット! アップロードありがとう。

●うーおー :)

●やっぱりsakoがベスト。

 ●α↑sako対大吾の10本先取戦、これもやらないとね、めちゃくちゃ凄い戦いになるはずだ。

  ●β↑sako対大吾は既にやってるぞ、それも50本先取戦を。大吾が勝ってたけど、50-20かそこらだったか、sakoが何本獲ったかはちょっと思い出せない。

   ●α↑二ヶ月ぐらい前にやってたTOPANGAリーグのことを話しているのなら、そうだね、二人は決勝戦か何かで戦って、そのときはsakoが勝った。いずれにしても、彼らの10本先取戦がやっぱり俺は見てみたいな。

    ●β↑いや、俺がしてるのは大吾とsakoの50本先取戦の話。最終スコアは梅原大吾(リュウ) 50−27 sako(いぶき)、ただ映像があるのかどうかはちょっとわからない(笑)。大吾がInfiltrationとの50本先取戦を希望してたのは知ってるか? Mad Catzの話ではそこまでの時間は取れなかったそうだ。
 (訳者注:50本先取戦とは、12年4月に大阪のアーケードで交わされた野試合のことのようです)

  ●↑うん、同感。

 ●↑TOPANGAリーグ2013の、大吾対sakoの7本先取戦を見るといいよ。あの試合はsakoが勝った。でもXian戦で10-0、今回のInfiltration戦で10-2と来て、今やれば大吾がsakoに勝つんじゃないかなって気がしてる(笑)

●あの超強い豪鬼はどこへ行ったんだ???
 最強の中の最強プレイヤー同士が戦うときは、相性で判断を下せるはずじゃないのか……。(否定評多数)

 ●α↑豪鬼が序列の5強に名を連ねているのは疑いの余地がないよ。
 彼にはラッシュを仕掛けるためのダイヴキックがあり、空中波動のような飛び道具、逃げ戦術のためのテレポート、強力な択一攻撃にガード不能のセットアップ、大昇竜二段目がFADC可能であることによる安全な起き上がりがある。UC1の強さは折り紙つきで、繋ぐことができれば容易に相手の体力の半分を持っていく――Infiltrationを見れば百聞は一見に如かず、彼はあれを対空として使ったり、起き上がり時に仕込んだりした、そしてどちらも繋がった。今回の結果はInfiltrationが大吾に手の内を見切られたということ、単純にして明快。

 ●↑大吾は豪鬼の弱点を見つけ出したんだ、起き攻めからの猛攻を喰らわない限り、差し合いにおいてはリュウのほうが遥かに強いように見えたし、それによって豪鬼の少ない体力は、ゆっくりと、しかし着実に磨り減らされていった。

●これがEVOで起きていればなあ。

●大吾はバットマン。しっかりと準備をする時間がありさえすれば、誰であろうとやっつける。(+3)

●この試合のプレイは鮮やかだった。

●おお、飢えたビースト!!

●ビーストが火を吹くぜ!!

●カプコン、豪鬼の強化をお願いします。

 ●α↑いや、さすがにそれはない。ラウンドのなかでInfiltrationがやったことと言えば、起き上がりのUC1が全て、それを二度やって二度とも成功し、リュウを倒した。Infiltrationが負けたから豪鬼を強化するとかいう話になるのは、ちょっと大げさに受け止め過ぎじゃないかな。

  ●↑そのコメントはただのジョークだと思うけど。

  ●↑笑、や、ちょっと皮肉ってみただけなんだ……、Mike Rossの言葉を借りて「カプコン、豪鬼の強化をお願いします。豪鬼は弱キャラです!」って。大吾に称賛を送るよ。The Beastが玉座を奪還し、ここに鎮座する。

●Infは普段に比べると、すごくたくさん跳んでた。

●あうううう、なんてこった。

●後ろの方で聞こえる日本の実況者の方が、ZhiやMike Rossよりも遥かに盛り上がっていることに注意。特に最後の試合の最終ラウンドの間。

●うん、カプコンは豪鬼を大幅に強化しないといけない、彼は本当に弱すぎる。アニメシリーズまでは、彼の方がが常にリュウよりも強かった……、こんな風に彼を弱く作るのは筋が違う。

 ●↑「キャラクター」と「プレイヤー」は別物だ。Infiltrationが豪鬼と共にEVOを制し、大吾を破ったのは、キャラクターではなくプレイヤーの力。だからこそ、今度はInfiltrationが大吾を破るために自らをステップアップさせないといけないんだよ。アニメがどうあれ、ゲームとは一切関係ない。

  ●↑いや、ちょっと言ってみただけだよ……、もし彼を強化しようとすれば、それと入れ替わる形で最弱キャラが他に生まれる……、本当に皮肉だ……。

●Zhiの繰り出す引用と喩えは変テコなことこの上ない。
 (訳者注:以降、実況に肯定的/否定的なコメントが共に多くありましたが、大部分を省略しています)

●神懸かってるとしか言いようがなかった。

●“Daigo Ume-Hitler...” 〜 Zhi (+22)

●おいおい、Zhi……。

●Zhiはあらゆるもんに引用をしてくるな、ハハ。(+2)

●いやいやZhi、お前……、すげー笑ったけど、その辺にしといてくれ。

●29:22が一番ケッサクで、腹抱えて笑い転げた。
 “...It went straight to voicemail..”
 「……そのまま留守電に繋がった……」
 死ぬ。(+3)

●動画投稿者へ、他の試合もアップロードする予定?
 そっちも見られたら嬉しい。
 大吾が今でも厳しい練習を積んでいること、より良くあろうと努力しているところが見られて良かった。Infiltrationにすこしでも待ったをかけたのは、あらゆる部分で競争関係を維持するためにも意義深いことだ、たった一人のプレイヤーが他の全員を寄せ付けないという状態は、誰しも望むところではないからね。(+2)

 ●↑この後すぐ、ボンちゃん対Ryanの試合も上げるよ。(+13)(動画投稿者)
 (参考動画:TGS2013 5本先取戦 ボンちゃん(サガット) vs. Ryan Hart(サガット)戦。日本語実況版は後掲)

●Zhi「大吾はイェーガー“Jaeger”じゃない。ブッ飛んだリヴァイ“Levi”だ!」

 ●↑ときどがリヴァイです。
 (訳者注:エレン・イェーガーは、漫画『進撃の巨人』の主人公。リヴァイは同作に登場する人類最強とされる兵士。EVO2013参加時のときど選手のサイドを刈り上げた髪型と風貌がリヴァイに似ていたことから、以降「Levi」や「兵長」といった愛称が生まれたようです)

●大吾がUltra SF4の謎の五人目のキャラに違いない。
 彼は真の ‘World Warrior’ として、その地位を獲得してきた。
 すなわち、彼こそがStreet Fighterそのもの!

●最初はXian、続いてInfiltration、ビーストの次の獲物は何だ? Evo 2014? :O

●大吾は卓越した基礎力によってこれを成し遂げた。華々しいプレイはここにはない――ここにあるのは、素晴らしい地上戦、確固たるディフェンス、そして組み合わせに対する膨大な量の知識。

●“The Power to Keep Winnig”
 「勝ち続ける意志力」(訳者注:梅原大吾の著書の題名)

●大吾 + 準備時間 = バットマン

●Wolfenstein? ウメ-ヒトラー? と来りゃ、大吾はベガを使わなきゃいけなかったな。
 (訳者注:Wolfenstein≫ウルフェンシュタイン/第二次大戦中のドイツを舞台にしたid Software開発のFPSゲームシリーズ)

●動画投稿ありがとう。俺はこの偉大なる対戦をずっと待ち焦がれてた!

●Time to hunt
 狩リノ時間ダ

 ●↑アーケードゲームのAvP?
 (訳者注:『エイリアンVSプレデター』“Alien vs. Predator”/1994年にカプコンから発売されたアーケードゲーム)

  ●↑そうそう、試合前に大吾がときどき口にする言葉、大吾の漫画の受け売り。

   ●↑笑

●ああ、Infiltrationは6戦目から入力ミスを犯すようになった。大吾が彼を精神的に追い詰めて動揺を誘った。これは彼らの過去の対戦で、大吾が動揺させられてミスを犯し始めた状況ととてもよく似ている。

●水ボトルのジョークが可笑しかった!(笑)

●Infiltration:「もしもし、ボトルですか?」
 ボトル:「はい、こちらはボトルです。何かお困りでしょうか?」
 Infiltration:「僕を冷やしてもらえませんか?」
 ボトル:「かしこまりました、あまりお力にはなれないと思いますが」(+6)

●もし今、大吾がKasparovとチェスで対戦すれば、5手で勝つ。
 (訳者注:Garry Kasparovガルリ・カスパロフ/アゼルバイジャン出身のチェス選手。15年連続世界チャンピオンの記録を持つ。現在はロシアで政治家として活動)

●Zhiのウィットに富んだ受け答えに感心するために、すこし時間をもらえるかね?(+2)

●数えてみたところ、Infiltrationが計9ラウンド、大吾が計22ラウンド獲った。

●Zhi - “he thinks his volvic is actually a phone...”
 Ross - “it went straight to voicemail”
 Zhi - 「彼はヴォルヴィックを電話だと思って……」
 Ross - 「そのまま留守電に繋がったね」
 アハハ。
 (訳者注:ボルヴィック/フランス・ヴォルヴィックを水源地としたミネラルウォーターのブランド)

●頼むからZhiを弱化調整してくれ。彼の実況はあまりに強過ぎる。(+2)

●豪鬼はリュウよりも有利を持っている。元も同じく、リュウより有利だ。これはつまり、大吾がXianやInfiltrationよりも良いプレイヤーだということを意味する。だから、豪鬼が強くないからこうなった、なんていう弁解はやめてほしい。元と豪鬼は、ブロックするのが非常に難しいセットアップを有してる。大吾がそれらを安定してブロックすることが出来る唯一の人間、それが大吾の大吾たる所以であり、あれら見切りづらいセットアップの数々を凌げるほどに経験、技術、頭脳を兼ね備えているということ。他方、sakoはInfilの起き攻めを受けて敗れた。(+12)(訳者注:このコメントを発端として、誰が良い“good/better”プレイヤーかで議論が過熱していましたが、前提となる「良い」の定義が投稿者ごとに大きく異なり、話が平行線を辿っていたため、全ては訳していません)

 ●↑みんなが豪鬼は弱キャラだと言ってる(あるいはジョークを飛ばしてる)のは、1、2週間ほど前の配信の中で大吾自身がそう発言したことを踏まえてのものなんだよ。(+9)
 (参考:EventHubs記事/Daigo: Akuma is a weak character - planning something new for Infiltration exhibition match, not sure if he'll win, Mad Catz Asia記事

 ●γ↑大吾はXianやInfiltrationよりも良くはない。ここ二年、InfiltrationとXianは大吾よりも遥かに多くの好成績を残し、優勝を果たしてる。大会ではない1対1の練習試合においては、大吾の方が優れているかもしれない。だが、最高のストリートファイタープレイヤーとは、何の準備も無しに全てのタイプのプレイヤー達と対戦しながら結果を出せる人間であり、その時々の相手のプレイスタイル、もしくはキャラクターにいかに対応するかによって判断されるもののはずだ。ここ二、三年のEVO、大吾には僅かな望みもなかった、つまりその意見は間違ってる。(否定評多数)

  ●↑いやいやいや、大吾は5年連続でEVOのSF4部門で8強を果たしてるだろう。(そして同部門が開設されて5年になる)(+15)

  ●↑うえっ? 冗談で言ってるんだよね? よし、じゃあ戦績を並べてみよう。
 Infiltration:EVO2012/SF4部門優勝、SF4部門で8強入りが2回
 Xian:EVO2013/SF4部門優勝、SF4部門で8強入りが1回
 大吾:EVO2009・EVO2010/SF4部門優勝、無印SF4のリリースから今日に至るまで、最上位キャラではないリュウと共に「毎年」8強入り、これは大変なことだよ。
 加えて、彼はXianに10-0、Infiltrationに10-2と、両者を破り、大吾が彼ら二人よりも良いという証を立てた。認めるべき功績はきちんと認めないといけない。(+5)

   ●γ↑それでなぜ「彼ら二人よりも良い」となるのか全くわからない。同じくInfiltrationは大吾に6-0をつけ、EVOでも彼を下した。Infiltrationは毎年大会で大吾を破ってる。一方、エキシビションで勝ったのだから大吾の方が良いんだと君は言う。つまりエキシビションマッチが、ほとんど全ての物事やEVOよりも高い場所に位置づけられるものであり、繰り返し彼に勝っているという事実よりも重いと? それでは理屈に合わない。
 君は俺の指摘してる要点を自分で証明していることに気づいてないのかな。大吾が最後に勝ったのはEVO2010だ。こういった1対1のセットに何の意味もない。それは大会ではない。1対1として場を用意された練習試合では大吾がベストだ、しかしストリートファータープレイヤーとは大会で勝ってこその存在だ。XianとInfiltrationは、過去三年において、大吾を大きく大きく上回っている。(否定評多数)

    ●↑何を言ってる? 自分の話してることきちんと理解してるのか? 大会は予測が付かず、参加者全員にとってどう転ぶか分からない舞台だ、ちょうどMarch Madness(訳者注:全米大学競技協会NCAAのバスケットボール大会の通称。「三月の熱狂」)のように。最高のプレイヤー達が早い段階でぶつかり合い、敗退する可能性を孕んでいる、そうなれば頂点に立つのは誰だ? くだらない選手だったということも起こり得る。1対1による10本先取戦は、どちらがより良いプレイヤーかを本当の意味で明らかにするものだ。だから、物事を正しく理解して、March Madnessでも見て、自分の愚かしさを自覚すること。

     ●γ↑それこそ100%間違ってる。1対1の対戦が、どちらがより良いプレイヤーかの証明になったりはしない――それは単なる練習、研究、戦術の改良のため試合に過ぎず、突発的な局面にぶっつけ本番で挑まなければ成功者とは言えない。しかし大会とはまさにそういう場所で、今年のメジャー大会の「ほぼ全て」で優勝したInfiltrationが頂点にいると証明してる、そしてそう、確かに大会は予測が付かない、けれど良いプレイヤーは僅かな時間でそれに順応することができる。大吾はここまでそれが出来ていない。誤解のないように言っておくが、史上最高のストリートファイタープレイヤーは誰か? と問われれば、大吾以外にあり得ない。だが現状は違う。(否定評多数)

   ●↑大吾はXianとInfiltrationを1対1の対戦で破った。それは必ずしも「より良い“BETTER”」ことを意味しない。これは彼があの二人のプレイヤーをうまく読むことができ、勝つことができたということを意味するのみ。大会は、経験で勝る相手や多種多様な相手に打ち勝つ人間は誰なのかを見届けることによって、より良いプレイヤー――すなわち優勝者――を結論付ける。

  ●↑過去十年で大吾が積み上げてきた成績には、XianとInfiltrationを二人合わせてもなお届かない。XianやInfiltrationがSF4で五年連続のEVO八強入りを果たすところも見ていない。(+3)

  ●↑穴だらけのロジック。格闘ゲームをわかった気でいる人間の存在は理解に苦しむ -_-。君(γ)は理解していないのかもしれないが、Mad Catz Unveiledが前もって計画されたイベント(この点によく注意すること、「計画された“planed”」だ、時間に十分な余裕を持って)であり、イベント参加者は誰と対戦するかを知らされていたが故に、その一つの組み合わせに集中して練習することができた。ここで我々が目にしたものは、Infiltrationと大吾、両者が積んできた努力の結果だ。
 そして、何の準備も無しに相手に勝つことができる最高のストリートファイタープレイヤーなど存在しようはずもない。浅慮の極み。

  ●↑大吾は六度EVOを制し、多くの大会で継続して勝ったという世界記録も保持してる。君は一体何の話をしてるんだ?

  ●↑たわけ者。ここ数年のEVOの8強をよく見てからものを言わんかい、お前さんの発言は事実誤認だらけだ。自分のひいきのプレイヤー達が大吾に敗れたからといってわめき散らすのは感心せんぞ -_-

  ●↑EVOは高水準の大会だと見なされている。理由は年に一度、さまざまな地域から数多くのプレイヤーを呼び込み、時を経るにつれて、大きな興奮を巻き起こす舞台として存在感を増してきたからだ。翻って、10本先取戦は、特定のプレイヤーを相手取り、どちらの方が優れたプレイヤーであるかをより正確に決定づける。試合に臨む人間達は、それぞれ練習を積み戦略を練るための時間を与えられる、そして長く設けられたセットが、まぐれによる勝ち負けを弾き出す。ただし、人によって「最高」“best”が何を意味するかの定義には乖離があるという点は、私も重々理解しているつもりだ。

   ●↑あと長期戦の特徴と言えば、試合が進行するに従って疲労が蓄積していくことだよな。

   ●↑その通りだね。EVOは素晴らしい大会だけれど、対戦形式は「三番勝負」から「五番勝負」に変えてほしいなと思ってる。プレイヤー達は、2試合落とせば終わってしまう、というものすごい重圧に晒される。確かに、8強入りを達成すれば「五番勝負」でのプレイになる、だけど大会全体を通してこの形式で執り行ったほうがいいんじゃないか、というのが俺の意見。

    ●↑うーん、日本では多くの大会が一試合制 - シングルイリミネーションで行われていることも頭に入れとかないと。

●Zhiの実況がすごくいい。俺が聞いた中では一番のSF4実況だ。

●申し訳ないけど、Zhiの実況には早々に退屈してしまった。際どい言葉やオタク文化の暗喩をユーモアとして使っていたけど、Mike Rossですら付き合いで無理して笑っていた。きちんとした試合の実況をしてほしい!

●Zhiにはマジで黙っててほしい。(+4)

●漫画の新章

 ●↑「アクマをシバくマン」“man fuckin' Akuma”

●梅原大吾はストリートファイター界のAyrton Senna。
 (訳者注:Ayrton Sennaアイルトン・セナ/ブラジル人F1ドライバー。三度ワールドチャンピオンを獲得する)

●The Beastが、8戦目の後でInfiltrationをオーバーヒートさせてしまった(笑)

●Infiltrationは、ひどい冗談やら引用やらを披露してたZhi並には、この一戦に向けてしっかりと時間をかけて準備を整えてくるべきだった。彼が台無しにしたSFの好試合は数知れず、それを生業にでもしてるかよと言いたくなるほどに。聞いてて面白いわけでもなく。純粋にプレイをさせてやってほしい。

 ●↑本当に……、不快でトゲのある発言がいくつかあったし、すごく場違いだった。コミュニティがこういった配信を多くの人に見てもらいたいと真剣に考えているのであれば、この手の実況はやめないといけない。(+4)

 ●↑彼の実況、楽しかったよ。

●Infiltrationには忍耐力も欠けていたように見えた。彼の仕草を見ていると、第5ラウンドか第6ラウンドが終わった辺りから集中力が失われていたように映った。大吾は10本先取戦を数多く経験してきているから、忍耐力も非常に高い。

●SF2の頃から大吾がベスト。;] (+5)

●ORDER HAS BEEN RESTORED (+2)
 秩序回復せり
 (訳者注:“ORDER HAS BEEN RESTORED”は米国・デューク大学の強豪バスケットボールチーム「Duke Blue Devils」のナイキ広告にキャッチコピーとしても用いられた決まり文句)

●おー……、両選手共になんともファンタスティックな戦いぶり。ただ、数ラウンド経た後で、Infiltrationは心ここにあらずな感じに見えた。
 追記:ほとんどの場合、俺はZhiの実況が本当に好きだけど、彼が「大吾はヒトラーみたいだ……」とか言い始めたとき、あれは少々羽目を外しすぎだった。

●大吾、EVO覇者殺し

●ラグいものになったかもしれない、でもせっかくの彼ら二人の戦いなんだし、火山ステージを選ぶべきだったよ。

●Infiltrationが大吾に一からやり直すことを促した。そして今度は、大吾が同じことを彼に送り返した。

●10:30がマジで凄い。

●二人とも素晴らしいスポーツマンシップ、彼らがプロとして活躍できているのも大いに頷ける。

●Infiltrationは天才だけど、練習不足が露呈してしまった。
 彼は国内に彼を脅かすような使い手がおらず、他のプレイヤー達は彼に追いつき始めた。
 韓国の格闘ゲームコミュニティの小ささが非常に悲しい……。

●GO GO DAIGO!!!!

●“Oh no Infiltration thinks his bottle of water is a phone. He is calling Laugh to ask him for help but he is not picking up.”
 「ああ、Infiltrationが水のボトルを電話だと思ってる。Laughにコールして助けを求めようとしてるけど、彼は電話をとらない」
  笑、Zhiがいつでも最高の実況者だ。:) (+11)

●大吾はストリートファイターにおけるブルース・リー。:D




■親善試合の概要を紹介するBeast Note記事から
 *記事中の動画は全て訳者による引用です。冒頭に試合開始の喊声が入っているもの、マイクに音割れがあるものが含まれていますので、音量にはくれぐれも注意してください。「R」は「ラウンド」の略。
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MadCatz Unveiled TGS2013 summary

 MadCatz Unveiled TGS2013概要

マゴ 1-5 ふ〜ど
  1. 1-2
  2. 1-2
  3. 2-0
  4. 0-2 *2R接戦
  5. 0-2 *2R大接戦
  6. 0-2 *1Rでマゴの不用意な烈火に手痛いUC反撃 *2Rでふ〜どがコマ投げミスを犯したもののそのまま勝利

■TGS2013 SSF4AE/5本先取戦 マゴ(フェイロン/黒) vs. ふ〜ど(フェイロン/紺)

TGS 2013 - FT5 - Mago (Fei) VS Fuudo (Fei) - Mirror Match
 (*音量にご注意下さい)



ボンちゃん(U2) 5-4 Ryan Hart(U2)
  1. 1-2 *2R接戦 *3RでHartが良い反応UC
  2. 0-2 *1RでHartが良い反応UC
  3. 2-0 *1Rでボンが時間切れ勝ち
  4. 0-2 *2RでHartが良い逆転
  5. 2-1 *1R大接戦 *2R終盤にHartが良いコンボ
  6. 2-0
  7. 2-0 *1R接戦
  8. 0-2 *1RでUC相撃ちがあるものの生き残ったのはHart *2RでHartが良い反応UC
  9. 2-1 *1Rでボンが良い反応UC *2RでHartが時間切れ勝ち *白熱の3Rでボンが良い逆転

■TGS2013 SSF4AE/5本先取戦 ボンちゃん(サガット/赤) vs. Ryan Hart(サガット/黒)

TGS 2013 - FT5 - Bonchan (Sagat) VS Ryan Hart (Sagat) - Mirror Match
 (*音量にご注意下さい)



かずのこ(U1) 3-5 Xian(U1)
  1. 2-0 *1Rでかずが時間切れ勝ち
  2. 2-1
  3. 1-2
  4. 0-2 *1Rで良い反応UCと大逆転 *2Rで良いUC
  5. 2-1 *2R接戦
  6. 1-2 *1RでXianが良いUC
  7. 1-2 *2Rでかずがパーフェクト勝ち *3RでXianが大逆転(UCの好フォロー)
  8. 0-2

■TGS2013 SSF4AE/5本先取戦 かずのこ(ユン) vs. Xian(元)

TGS 2013 - FT5 - Kazunoko (Yun) VS Xian (Gen)



かみちゃん(ヒルダ) 3-1 Kayane(ヴィオラ)
  1. 3-?
  2. 1-3
  3. 3-2 *1Rでかみちゃんがパーフェクト勝ち
  4. 3-1

■TGS2013 SCV/3本先取戦 かみちゃん(ヒルダ) vs. Kayane(ヴィオラ)

TGS Kamichan (Hilde) vs Kayane (Viola) FT3
 (*第1試合は正確には3-0。機材トラブルによる映像の乱れが発生し、一時中断があります)



ときど(U2) 5-2 Justin Wong(U1)
  1. 0-2
  2. 2-0
  3. 0-2 *2R接戦
  4. 2-0 *1RでときどがUCを落とすものの時間切れ勝ち
  5. 2-1 *1Rでときどがコンボを落として負け *3Rでパーフェクト勝ち
  6. 2-0
  7. 2-0

■TGS2013 SSF4AE/5本先取戦 ときど(豪鬼) vs. Justin Wong(ルーファス)

TGS 2013 - FT5 - Tokido (Akuma) VS Justin Wong (Rufus)



梅原(U1) 10-2 Infiltration(U1)
  1. 2-1 *1Rで梅が好プレイ *3Rで良い中K>昇竜
  2. 2-0
  3. 2-0
  4. 2-0 *2Rでありがたや締め
  5. 2-1 *1Rで良いUC締め *R3は熱戦
  6. 1-2 *梅がSCミスで3Rを献上
  7. 2-0 *2Rで良いUC締め
  8. 1-2 *3Rでウメコプター“Umecopter”が瞬獄殺を釣る
  9. 2-1 *梅がUCミスで1Rを献上 *3Rで良いUC締め
 10. 2-0 *1Rでありがたや締め
 11. 2-1 *Infilがミスで3Rを献上
 12. 2-1 *1Rで梅が二度瞬獄殺される *3R大接戦(互いに削り勝ちを狙う)

■TGS2013 SSF4AE/10本先取戦 梅原大吾(リュウ) vs. Infiltration(豪鬼)

TGS 2013 - FT10 - Daigo Umehara (Ryu) vs Infiltration (Akuma)
 (*この動画はチャット欄無しの日本語実況版。画質はこちらの方がやや良いです)


- 全試合通して梅の起き攻め失敗は2回のみ?(11試合目、12試合目)
- 梅は弱昇竜の後、早い段階でも躊躇なくウルコンを使った - 瞬獄殺を喰らえば、ウルコンゲージを回収できるため?
- Ricky Ortizの指摘によれば、梅原はセビ前ダッシュ(Infiltrationの代名詞的な行動)が機能しない射程で波動を撃っていた。

試合後インタビュー
- 梅原曰く、Infiltrationのビデオを数多く調べた。
- Infiltrationはそれでも前向きだった。観客に感謝の意を述べ、うまく戦えなかったことを詫びたが、次の機会への意気込みも語った。

メモ
- アークシステムワークスの森(招待されていた)が来ず、パチが代理で来る。
- 18:00開場、しかし第一戦の開始は20:12(マゴ vs. ふ〜ど)
- [19:30] 親善試合の前にいくつかのトーク。原田は苛立った様子、おそらく待たされ続けたため。(彼はあの場所を狭くて暑いと評した)。おそらくは彼お得意の、毒の効いた諧謔。彼はさらに面白さを発揮、私生活についての質問で綾野やパチは完全にしどろもどろに。彼はTシャツ、ゲーム、アイドルマスターカードとファイルフォルダを4Gamerを通じてプレゼント。(アイドルマスターグッズ以外に大した物ナシ)
- [20:08] 親善試合の遅延は何人かのプレイヤーが会場に不在だったため(彼らの話ではKayaneとRyan Hart)。結果、試合順序の変更を余儀なくされる。
- [20:35] 日本語配信でマイクに問題が発生。
- [20:35] Zhiがマイクを握る、ミュートの時間。
- [21:06] 小野登場、しかし原田は既に退席。彼は綾野にUSF4の5人目のキャラのヒントを尋ねる(小野ですら知らされていない)。小野は選択肢A(完全新キャラ)と選択肢B(実は新キャラではない)、どちらなのかと尋ねる。綾野が答えを渋ったため、小野はAとBどちらの文字が好きかと訊き直す。綾野は「Bが好き」と答えた。
- [21:49] SpookyとMarkManがマイクを握る、こちらの方が遥かに良い。
- [22:05] ぐぬぅ、元に戻った。
- ももち、チョコブランカ、かりぱく、ねこはし、梅園が会場に。
- このショウは人気が高く、9,000以上タイムシフト予約された。
- このショウは、日本語枠で視聴者数117,451人(コメント数239,751)、英語枠で視聴者数37,175人(コメント数23,557)を数えた。
- 日本語枠では、90%の視聴者がこのショウに対し非常に良いという票を投じた。

 (訳者注:ウメコプター/空中竜巻旋風脚を使って攻撃を回避する行為の俗称。
 森利道/アークシステムワークス所属のプロデューサー、BLAZBLUEシリーズを手掛ける。
 パチ/アークシステムワークス所属のゲームプランナー、GGXrdを手掛ける。
 原田勝弘/バンダイナムコゲームス所属のプロデューサー、鉄拳シリーズを手掛ける。
 綾野智章/カプコン所属のプロデューサー、USF4を手掛ける。
 小野義徳/カプコン所属のプロデューサー、SF4シリーズを手掛ける。
 4Gamer.net/日本のコンピュータゲーム情報サイト)



■試合後インタビューを紹介するEventHubs記事から
Daigo: Infiltration exhibition made me I think about 'how to win' the most out of all matches I've played, follows up on Akuma is weak remark
投稿日:2013/09/21

 昨日、東京ゲームショウにおいて、大吾とInfiltrationの間で10本先取の親善試合が行われ、大吾が納得の勝利を収めた。試合後、彼は日本語配信に登場し、日本のベテラン実況者・アールと意見を交わすなかで、ファンに向けて言葉を選びながら話をした。
 現在のところ、日本語配信の公式録画映像は公開されていないため、残念ながら大吾とアールの会話へのリンクを直に貼ることはできない。しかし当記事の執筆者である私、MajinTenshinhanによる大まかな翻訳――この特別な親善試合に向けて彼が行った準備について、アールが大吾に尋ねた場面の訳を以下に記載する。

 以下、抜粋。

- プロになって以来、たくさんの大会を経験してきたが、このエキシビションマッチは最も「いかにして勝つか」を考えた一戦だった。「もしも、ここまでやってそれでも負けるのなら……」、過去の経験を全て投げ捨てて、ゼロからやり直さなければならないと考えていた。

 この特別な試合に向けての彼の備えにさらに詳しく言い及んだ際、大吾は実際の練習形態を話した。ここでアールはときどから聞いた話――大吾はときどとの対戦を、エキシビションマッチが目前に差し迫った頃にだけ行っていたという話に触れ、大吾が経緯を説明した。

- Infiltrationと自分自身のビデオを見て、自分を見ながら「ああ、これは癖になってるな」、「もっとこれをやるべきだったな」と気づいて、その部分に取り組んだ。

- 波動拳が阿修羅閃空にヒットする場合を詳しく分析したりもした、そしてボンちゃんや大阪のトッププレイヤー[訳者注:名前は断言できないが、Roxan、もしくはRoku-sanと聞こえる]とたくさん対戦した後で、ときどとの対戦に取り掛かった。彼ら全員に対して非常によく似た感触を得て、最終的に「これはきっと上手くいくだろう」と感じ始めた。

 大吾はこの試合に先立って、豪鬼は実はかなり弱いキャラクターだったと公言していた。アールはこの話題に触れ、この発言から大吾がかなり自信を持っているように見えたと述べた。

- 自信……、確かにそうだったと思う。けれど自分がそういう強気な宣言をしていなければ、周りも盛り上がれなかっただろうと思う。

 大吾は、あらためて彼が紛れもなく努力の達人であると証明したが、触発されただろうか? この試合、あるいは彼の談話自体に対して、何かコメントはあるだろうか? 意見を寄せてほしい。

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 補足として、インタビュー場面までを含んだYoutubeの試合動画のリンクを記載しておきます。インタビューは37:15から(リンクに時間指定を付加してあります)。
 TGS2013 梅原大吾(リュウ) vs. Infiltration(豪鬼) + 試合後インタビュー/37:15-

 インタビューのやり取りはおよそ以下の通りです。Infiltration選手の言葉は、最初の挨拶以外は通訳者を介したものです。

U

 アール〉まずは梅原さんから紹介します。梅原さんです! よろしくお願いします。さあでは、梅原さんの方から、お話聞いていきたいと思うんですが、まずはお疲れ様でした。
 梅原》お疲れ様でした。
 アール〉いかがでしたか。
 梅原》うーん、なんか……、なんですかね、まあ色んな大会とか、プロになってからあったんですけど、このエキシビジョンマッチは、たぶん一番、もう、勝つことだけ、を考えて。
 アール〉はい。
 梅原》どうすれば勝てるかなっていうのを、すごい自分なりに真剣に考えて……。これ、ここまでやって負けたら――、なんか、一からやり直しだな、みたいな。俺のなんかそういう経験とか全部、無かったことにして、頑張るぐらい、っていうぐらい、このエキシビジョンマッチ決まってからの練習は、内容が濃かったと思います。
 アール〉ときどさんに先ほどお話を聞いたときに、実際に対戦されたのは最後の方だったというお話だったんですが――
 梅原》そうですね。とりあえず、対戦する前に、動画を超見たんですよね。彼の動画はたくさん見て……、あと自分の手癖とか、自分で「ああ、これ癖になってるな」とか、「ここはもっとこうした方がいいな」とかを調べて。あとは……そう、「これにはこれ」みたいなのを状況ごとに、一応自分なりに全部調べたつもりだったんですよ。
 アール〉全部ですか。
 梅原》この阿修羅は――波動で狩れる、とか。だったんで、まあ一通り出揃ったなって時に、ボンとか、あとは大阪の、-6さん?
 アール〉あ、-6さん。はい。
 梅原》協力してもらって……、結構いい感じだったんで、最後にときどに「ちょっとじゃあ」って、やったら、大体みんな、おんなじ戦い方で行けたから――。さすがに、これは行けるんじゃないかなっていう、感じはありましたね。
 アール〉なるほど。かなりこの試合前に、結構ご自身で強気の発言をされていたとお見受けしたんですが。
 梅原》うーん、まあ強気――うーん……、強気――、まあそうですね、ていうか、強気なことを言えないぐらいじゃ、多分ウケない。(笑い)
 アール〉(笑い)
 梅原》ウケないでしょう、ええ。(笑い)
 アール〉いや、ほんとにあのー、結果として見事な、有限実行。
 梅原》そういうことになりましたね。
 アール〉ほんとに御見それいたしました。最後に、このMad Catz Unveiledに集まってくださった方、そして見ていただいている方に、一言お願いします。
 梅原》えーと……、多分もう終電ない人けっこういると思うんですけど、遅くまでお疲れ様でした。けっこう応援して、基本的にはやっぱり同じ日本人なんで、やっぱり応援してくれてたと思うんですけど、お陰で……勝てました。ありがとうございました。
 アール〉素晴らしい試合をありがとうございました。梅原さんでした!
 (歓声と拍手)

 アール〉はい、そしてですね、こちら、私の左手側にはですね、Infiltrationさんにも来ていただいております。まずはお疲れ様でした。
 Infiltration》ありがとうございました。
 アール〉(マイクを移動させて)はい、こちら今、Infiltrationさん、そして通訳の方にですね、マイクの方をお渡しいたしまして、お話を伺っていこうと思います。ええ、梅原さんとの対戦を終えて、お気持ちはいかがでしょうか。
 Infiltration》まずはですね、もう一つ習ったという気分、嬉しさがひとつありますけれども、やはり負けてしまったという気持ちが拭えません。そういった部分で、梅原さんがたくさん研究をしてくださったという話を聞いて、とても嬉しく思いますし、さらにまたいいゲームにするために、私が今度はそれを返したいという風に思っています。
 アール〉実際、この勝負に向けて、Infiltrationさんがリュウとの対戦っていうのは、やはり研究は、今までとは違うものにされてきたとは思うんですが、その部分は、いかがでしょうか。
 Infiltration》全体的にですね、リュウとの対戦は、多くはしなかったんですけれど――韓国では多くはしなかったんですけれども、梅原さんと対戦させていただくということを知っていたので、その梅原さんのパターンとか、テクニックとか、そういった部分を自分なりに研究したんですけれども、今回はそれをうまく使うことができず、梅原さんのペースに巻き込まれてしまったという感じですね。
 アール〉はい、ありがとうございます。ではですね、こちら遅くまで会場にたくさん集まってくださった方、そしてこのストリームを見ていただいている方に、一言お願いいたします。
 Infiltration》ええと、遅い時間まで、このようにイベントに残ってくださった方々にとても感謝をしたいと思いますし、日本だけではなくて全世界の方々、応援してくださったと思うんですけれども、かっこいい戦闘を繰り広げることができなくて、大変申し訳なく思いますし、居るとは思うんですけれども、私を応援してくださった方々にすごく申し訳ない気持ちもありますので、次の試合には必ずかっこいい姿をお見せしたいと思っております。ありがとうございました。
 (歓声と拍手)
U



■Alex Valleによる分析を紹介するEventHubs記事、コメント欄から
Alex Valle breaks down how Daigo beat Infiltration in Mad Catz Unveiled exhibition match
投稿日:2013/09/24

  先週末に催されたMad Catz Unveiledエキシビションにて、大吾はInfiltrationを相手に圧倒的な勝利を飾りました。
 先だって梅原は、この試合に向けての準備を整えるために突き詰めて考えたと発言していましたが、事態はいかにしてここに至ったか、もう一人のリュウ専門家、LU|Alex Valleが自らの見解を述べています。

 「Infiltrationは過去の対戦において、ノックダウンと対波動のセビ前ダッシュに大きく依存していた。地上戦でも彼が僅かに上回り、結果、優位に立つことができた。大吾側も頼りないカウンター攻撃を選択していた、例えば、切れ目のないプレッシャーに晒されている中で放った昇竜拳。その全てがブロックされた。TGSでは、大吾はInfiltrationにのみ集中し、彼の戦い方を徹底的に分析した。私の目を惹いたのは、間合い取りの変化、地上戦の質の向上、そして何よりもセービングに対してのEX波動によるプレッシャー」

 「さらに私は、大吾がノックダウンをあまり受けないことで起き攻め(択一攻撃)を回避した点と、Infiltrationのプレッシャーに対抗する差し返しの戦略にも気が付いた。最後に、大吾はEX波動セビやスーパーコンボに回すためにゲージをたっぷりと蓄え、その好機を高い頻度でものにした。私から見れば、この試合は単に素晴らしいと評するに留まらないものだった、なぜなら、その決断力と極限の精密さを伴う間合い管理は、世界でもほんの一握りのプレイヤーにしか窮めることができないものだと身をもって知っているためだ」

 引用元:GameSpot.

* * * * *


●俺は現地に居ました! :D
 あと、いい分析だよValle。見たまんまって感じだけど、いいと思う。

●いい記事だね。本音を言えばもうちょっと長いものが読みたいけど。

●ええこと言うやん、おっちゃん“uncle”。
 願わくは、一般論より全試合通しての解説を誰かしてくれんかな。

●Alex Valleがこの10本先取戦を詳しく分析してくれるなら、俺は金を出す。

 ●↑Valleの詳細な分析なら価値があるよな。

●不思議に思っている人達のために言っておくと、私は一般の観客を念頭において試合を解説した。Gamespotは、利用者の多くが本格的な格ゲープレイヤーではないゲーミングサイトだから。
 君にとっては自明のことであっても、多くの他の人間にとってはそうではないこともある。=)
 ――Alex v. より(Calipower) (訳者注:“Calipower”はAlex Valleの別名)

 ●↑その通りだ、Valle叔父“Tio Valle”。格ゲーコミュニティの一員ではない人たちにも分かりやすくすることで、みんなが何が起きたのかを知ることができる。

 ●↑かっこいいぜ、Valle。あんたはここにいる何人かに、いくつか知識を授けてくれた。大吾がゲージの確保に特に注意を割いていたって指摘、俺には気づけなかった部分だった。達人の理解者はやっぱり達人だな。

 ●↑分析ありがとう、Mr. Valle。俺はEX波動の戦略に全く目が行っていなかった。サー、あなたは本当に一流だよ。
 あの波動は優秀で個性的なツール。リュウにだってツールはある!!

●いい分析でした、俺はUltraが発売になればもっとSF頑張ろうと思ってて、こういう洞察が見られるのはすごく嬉しいです。

●あなたは事態を簡潔に説明しようとしたみたいだね。ネットの荒らし屋たちはそういうのに群がりがちで、見れば分かるじゃんとか言ったりする。事実、試合後のここの掲示板での議論も「ほら俺の言った通りになったろ」とかいうしょうもない意見ばかりで、この試合の前までは大吾がボロ負けだっただの、今度はInfilがボロ負けしただの……。くだらない諸々は無視して、真に才能を持った人の視点からの断片的な要約が見られたのはありがたかった。

●Alex Valleは大吾かInfiltrationとやって、勝ったことはある?

 ●↑EVO2010でInfiltrationと当たったときは彼を敗者枠に送って、大吾にはSF4シリーズでいまだに勝ったことがない。だがSF4を含め、SFシリーズで繰り返し交わしてきた私と大吾との試合は、どういうわけかYoutubeで10万を大きく超える視聴回数になってる。それらを見て、君自身で評価をしてほしい =) (Calipower)

 ●↑Alex Valle vs. 大吾は、国を跨ったライバル関係の元祖で、ストリートファイターZERO3の時代にまで遡る。俺にとっては格闘ゲーム界の、Larry Bird vs. Magic Johnsonみたいな感じだ。
 (訳者注:Larry Birdラリィ・バード/80年代を代表するNBAプロバスケ選手。1998年に殿堂入り。Alex Valleと同じく“Legend”の異名で呼ばれた。
 Magic Johnsonマジック・ジョンソン/同じく80年代を代表する選手。2002年に殿堂入り)

●俺はAlex Valleのこと、よくは知らないんだけど、好きだよ。勝つためにプレイする、けれど負けの言い訳はしない(例えばアーケードのラグや、液晶モニタの過熱、など)。彼が何ヶ月か前に大吾と組んだ5本先取戦は、それまで見た中でも最高の同キャラ戦の一つだった。
 USF4で、大吾とValleの二人ともの活躍が見られることを楽しみにしてるから。
 (参考動画:PAX East 2013 親善試合 梅原大吾(リュウ) vs. Alex Valle(リュウ)戦

●Valle = 剛拳

●Valle本人のログオンでみんなノックアウトされてる…… >_>
 荒らすつもりはないけど、ちょっと分かりきった分析だったかなって俺は思う。でもいい感じの評だったし、はっきりしてて分かりやすかった。明白な指摘だったけど、良かった。

●あのイベントの日に、SRKで俺が書いたことをほぼ正確にこっちにも引用しよう。(笑)

 「大吾はリュウの波動と昇竜がいかに優秀かを示した。豪鬼のセビ前ダッシュが機能しない射程で波動を撃つことで、Infiltrationを無理やりジャンプさせ、間合い的な有利を得た。昇竜による対空が、素直に跳びを落とされることを選ぶかリュウ有利の相打ちを選ぶかの二者択一を迫り、かつそれに続くコンボをもたらした。さらに俺が今まで考えたことのなかった要素が一つ――この試合の中でのリュウのゲージの使い方。リュウにとってゲージが非常に有用だったという点ではなく、瞬獄殺を受けることがしばしばリュウ側に「良いこと」として作用したという点。少なくともあれら瞬獄殺の内の一つが、実は大吾が喰らうことを自ら「望んだ」ものだったとしても不思議はない――戦うのに必要なゲージを獲得できるようにと。リュウのように非常に優秀なスパコンとEX必殺技を、全てのキャラが「併せ持って」いるわけではない。加えて、豪鬼は対空昇竜で大きなダメージを奪えるキャラとは言えず、そこは彼が弱さを持つ分野の一つで、彼の対空は優秀ではあるものの実は戦況を左右するほど大きなダメージを見込めるものではなく、だからこそ、瞬獄殺が彼の高火力対空の選択肢となっている。

 もちろん、大吾も何度か波動のタイミング/間合いを誤り、大きなコンボを喰らった。しかし、気を付けて見ると、Infiltrationは常にフルダメージコンボを最後までやり切っていた――これはリュウが「竜巻-足払い」の機能しないキャラの一人であるためで、この組み合わせにおいては重要な意味を持つ。

 大吾が見せた積極性には目を瞠るものがあり、Xianとの対戦と同様、彼の放った波動拳の95%は、ピクセル単位で寸分狂わぬ間合い管理が為されていた。これが本当に我が目を疑う程凄まじかった。ほんの数試合交わしただけでInfiltrationが大きく動揺したのも不思議じゃない。言うまでもないことだが、Infiltrationは一つ予想通りに行かないことが起きると、少し慌ててしまう傾向があるのはよく知られている。幸いにも彼は、数試合経た後で自分を立て直すことにかけてはずば抜けた力を持つプレイヤーであり、しばしばそうして勝ちを掴み取る。けれども大吾は、一貫してInfiltrationに厳しい状況を背負わせ続け、立て直す隙を与えなかった。大吾は本当に驚くべきプレイヤーだ。」
http://forums.shoryuken.com/discussion/comment/8419099/#Comment_8419099

●Valleに惜しみない敬意を――米国における大吾と呼べる存在。
 俺がこの試合を見ながら分析する中で考えた事柄について、掴みあぐねている人も何人かはいるかなと思うから、いくつか補足的に書かせてもらうことにします。

 1) 大吾が行った主な変化は、心のあり方。彼はInfiltrationに対して、自信を持って、積極的にプレイした。狙撃兵“sniper”というよりも狩人“hunter”に近かった。おそらく豪鬼は弱いと公言したのもこれが理由で、彼のメンタリティの変化に起因するもの。それは主に純粋なる鍛錬と経験からもたらされたもの(多分、ときどやボンちゃんとの対戦によって)だと思う。

 2) その一方で、彼の行った重要な技術的変化は、「全て」地上戦で戦おうとする代わりに、しゃがみによる防御を使ったこと。過去の対戦、彼は中足の距離を計ろうと前後に行きつ戻りつし、そこに足払いを受けたことが厄介の種だった。リュウにとって、豪鬼の持つ素早さと足払いへの対処は難題のひとつだから、今回の彼はそれに挑まなかった。彼は純粋に防御で凌ぎ、隙を見つけるや差し返した。Infiltrationがこの変化をいち早く察知し、中段攻撃を使おうとした様子が見て取れるものの、あまり効果を発揮しなかった。

 3) 相打ち。急降下蹴りをガードする代わりに、彼は昇竜による相打ちを選択し、ウルコンで「確定反撃」を入れた。相打ちが成立したときでさえ、豪鬼は体力の25-35%を持っていかれる。これによりInfiltrationからプレッシャー手段の一つを奪った。あの[相打ち→ウルコン]こそが、大吾が豪鬼と戦う際に拠り所とする新たな活路なんだと俺は推測してる(彼の低い体力値に基づいて)。

 4) 彼は、Infiltrationが波動に跳び込みを合わせて来るだろうことをはっきりと意識し続けていて、だから無謀な撃ち方はしなかった。彼の波動のタイミングと灼熱の織り交ぜは、少し実効性が上がっているように見えた。

 まあこんなところです。間合い管理などに関しては、過去と同じような具合だったんじゃないだろうか。違いがあるとすれば、下段のブロックを数多く、より上手くこなした点で、それゆえInfiltrationに間合い取りを乱されることもあまりなかった、ということじゃないかなと。

 一流プレイヤーと超一流プレイヤーを隔てる最も大きな違いの一つは「防御」だ。高威力コンボは子どもでもみんな知っていて、YouTubeを見たり、解説を読んだりなどして覚えられる。攻撃は、トレーニングモードで練習すれば練習しただけ身に付く。大吾がInfiltrationに対抗するに当たって先鋭化させたのは防御面――下段のブロック、読みづらい波動撃ち、そして大きな相打ちからウルコンに繋ぐカウンター、などだった。

 とは言うものの、彼の描いた設計図を基にして、実際にInfiltrationを倒せる人間が他に誰かいるのかどうかは、疑問に思う。

●ありがとう、Valleおじさん。

●おお、Mr. ValleがEventHubsにコメントしてるところを見て、ちょっと感激。
 もしもあなたがまだここを読んでいるなら――長年に渡るエンタテイメントと、格ゲーコミュニティを内側から鼓舞してくれていることに、とにかく感謝の気持ちを伝えたい。
 僕はあなたと大体同い年で、自分の世代の人間が活躍していること、敬意を持って物事に当たっていること、コミュニティに恩返しをしていることを、本当に嬉しく思う。

 ところで、あなたのリュウプレイは神レベルをも超える勢いだ。
 ありがとう、Alex。個人的には、あなたがアメリカで最も偉大なSFの象徴だと思ってるよ。

●大吾って50本先取をやりたがってなかったっけ?^^ そっちだと結果はどうなったのか気になる!

●練習と技術の賜物。

●大吾は波動を自分の手足の延長であるかのように使ってた。実に素晴らしい。
 Infiltrationはこの親善試合に「全て」を注ぎ込みはしなかったんじゃないか、という思いも完全には振り払えない。でも大会での彼の最近の失速具合から、皆が彼の戦い方を捕捉しはじめたか、豪鬼を超える有利を持ったキャラの使い手達が腕を上げているってことは言えるはず。humanbombなどは、最近交わしたセットのほとんどでInfiltrationを破ってる。あと、キャベツ“cabbage”も彼を破っただろうと思う。
 (訳者注:キャベツ/日本のSF、KOFプレイヤー。ヴァイパー使いの強豪。当親善試合の翌々日に同じ会場で行われたCapcom Cup日本予選で、梅原大吾を破る。参考動画:TGS2013/CapcomCup予選 梅原大吾(リュウ) vs. キャベツ(ヴァイパー)戦

●俺は誰かが言ってた意見に矛盾を見つけた。曰く、彼は頻繁にEX波動を使い、セービングアタックで波動を潜り抜けて来ようとする相手を止めたと。曰く、彼はまた、EX波動セビキャンからのウルコン、あるいはスパコンへのリンクのためにゲージを温存していたと。
 この二つを同時に行うことは出来ない、そして俺の知る限り、EX波動は反応では出せず、抑止力として用いられる代物のはず。だからかなり多量のゲージを吐くことになる。

 ●↑君に同意。事実、大勢の人間がろくにわかってもいないのに分析をぶってる。大吾は全般的に、戦略としてゲージを「温存」したことなどないし、この試合も例外じゃない。彼は間合いの決定と予測不能性を持たせるために、EX波動を気前よく使った(セービングに対して)。

 ●↑思うに、その意見の趣旨は、大吾のゲージの使い方が洗練されていた、と表明することにあったんじゃないか。ある時点では、彼のEX波動撃ちの背景にはセービングの脅威があった、そしてその意図が目に見えて明確なものになると、Infiltrationは本来使うべきセービングまでも抑制するように意識させられる。これは心理的攻防の一つで、これによって一旦Infiltrationがセービングにためらいを見せるやいなや、大吾はゲージの温存を敢行できるようになる。皆、往々にして心理戦についての考えが抜け落ちていて、画面上で起きていることにばかり目を奪われ、プレイヤーの心理を無視してる。択一攻撃というものは、何もノックダウンや補正切りの場面でのみ発生するものではなく、シンプルな選択、まさにあんな風に[中足>波動]、[中足>EX波動]、[中足>何も無し]という形でも現れる。

●君達、Infiltrationが練習相手を失ったことも忘れちゃいけない。Infiltrationの「覚書」“notes”の陰にはLaughの知恵があったと思う。彼の隣にLaughがいれば、たぶん大吾のゲームプレイをもっと早く解読して対応することができたんじゃないだろうか。

●Valleはもっと練習しなきゃだめだよ :/
 彼が下手だからとかそういうことじゃなくて、彼がもう一度頂点に返り咲くところを本気で見たいんだ :/

●いずれにせよだ、トップ選手達は常に順応してくるし、次回Infiltrationが大吾に大勝したとしても俺は驚かない。こういうことはいつでも起こる。大吾も、周りが彼を疑うのを止めさせるほどに十分な証を立てることはないだろう。彼は、自分が史上最高のSF4プレイヤーの一人(或いは唯一の)であるという証明を、何度でも、繰り返し繰り返し打ち立てることができなくてはならない。彼が一つ試合に敗れれば、周囲の人間は再び彼の能力に疑問を投げかける。続いて彼が別の大会で勝つと、凄腕のビーストとして帰ってくる。ハハハ、相変わらずの、お決まりの流れ。大吾を勘定に入れることを常に忘れずにいれば、俺たちは万事良し^^ 前EVOチャンプのXianやInfiltrationと対戦したここ最近の親善試合は、良いリマインダーだった。

 ●↑スタイル重視であるならば、敗者はそれに順応し、巻き返すことができる、何度でも。一方、テクニック重視だった場合、敗者は単純にスタイルを変更することができない。この二人の場合で話をすれば、Infiltrationは大吾のスタイルを把握して、彼の不注意な波動や疎かな下段ガードを咎めた。大吾はそれに順応した。俺に見て取れる限り、大吾の順応には豪鬼の技術的欠陥――Infiltrationのスタイルと結びついている――を突いて有利を得ることも内包されている。あのように、大吾はInfiltrationという使い手(ときどやボンちゃんと言い換えてもいい)よりも、むしろ豪鬼というキャラクターそれ自体を打開した。「解答」を見つけ出すための異なる活路の開拓。

●Valle師匠! おいらを弟子にして下さい!




 以上です。

 大規模な大会や高水準の試合の後には決まって、「良いプレイヤーとは」「強いキャラとは」「大会のあるべき姿は」「コミュニティの成長には何が必要か」について、熱心な議論が交わされていますが、今回はそれが特に顕著に感じられました。

 米国格闘ゲームプレイヤーの先駆けであり今も現役のAlex Valleさんは、「伝説」と称される一方、「おじさん」と呼ばれたり「パパ」と呼ばれたり、茶化して「年寄り」と呼ばれたりで、「凄いけど親しみやすい先輩」として広く慕われている雰囲気があります。ただ、年齢を調べてみると現在35歳で、32歳の梅原さんとさほど変わりません。
 1998年の「STREET FIGHTER ALPHA3 WORLD CHAMPIONSHIP」の動画と、2011年のインタビュー動画へのリンクを参考までに記載しておきます。
1998 Japan SFA3 Tournament (Part 6 of 6: Daigo vs. Valle)
Layne Interviews Alex Valle


 関連記事|
- PAX Prime 2013 Mad Catz Unveiled
 SSF4AE親善試合 梅原大吾(リュウ) vs. Xian(元)戦 動画、インタビューの記事から

- EVO2012におけるインタビュー 梅原大吾、かよポリス(佐藤かよ)の動画から


 10月以降あまり時間が取れそうにないので、月一回程度の更新になると思います。



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posted by trfgs | edit / co | Comment(6) | SSF4AE/USF4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
毎度翻訳有り難う御座います。ゲームへの理解、翻訳の精度、ボリューム、いつも楽しみにしています。本当にご苦労様です。
Posted by emanon at 2013年09月28日 03:23
この試合を考察している最中でしたが、非常に読み応えのある翻訳の中に、新しい着想を幾つか得ました。ありがとう。
Posted by emanon at 2013年09月28日 04:11
ものすごい文章量!
翻訳お疲れ様です
ありがとうございます
Posted by emanon at 2013年09月28日 08:17
いつも丁寧な翻訳楽しませてもらってます
特定の動画のみではなくて周辺の事情や記事も翻訳されているので
新しい発見も多くさせてもらっています
寒さが厳しくなってくる頃合ですがお体には気を付けてください

Posted by emanon at 2013年09月30日 16:42
ありがとうございます、相変わらずのボリュームでうれしい限りです。
私は会場で見ていたのですが、ウメハラ、インフィルに関わらず
好プレイに対して拍手や歓声が起きる、すごく良い雰囲気でした。
有名プレーヤーやクリエイターとも交流できましたし、
今後もこういうイベントが増えるといいな、と思いました。
Posted by emanon at 2013年10月02日 11:10
膨大な文章量の翻訳、非常にありがたいです。
とても楽しく読ませていただきました。
Posted by emanon at 2013年10月08日 20:03
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